心と体とがば

2014年07月08日

心と体とがば
桜が満開になった。
この豊穣な咲き方はなんだろう。すべての枝の先の先まで花を付けて、空を覆いつくそうとする。
その勢いを、黙って見過ごすことができない。生きて呼吸して叫んでいるようだ。
その発している言葉を、聞いてやらなければいけないような気持になる。だが、ぼくには花の言葉がわからない。

吉野山こずゑの花を見し日より心は身にもそはずなりにき

その花と出会った西行は、心と体とがばらばらになってしまったらしい。
花を恋したひとは、すっかり心身のバランスを崩してしまった。「花みればそのいはれとはなけれども心のうちぞくるしかりける」と、わけもなく苦しみの感情が湧き出してきたのだった。それは本当に苦しみだったのだろうか。歓びだったかもしれない。そこまで花と交感しあうことができたのだから。


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Posted by weishihui at 17:11
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